もっと子どもに目を向けようよ 子どもから学ぼうよ

幼児期について。必要に迫られてちょっとかじっただけであまり詳しくはないです。

 

だいたいの知識源は

モンテッソーリ教育の本

シュタイナー教育の本

園と家庭をつなぐげ・ん・き

幼児期(子どもは世界をどうつかむか) 岡本夏木

などを読みました。

 

わたしはげ・ん・きが一番好き。

これを読んでると泣きたくなります。

この雑誌を読んで育児観どころか人生観が変わったといっても過言ではないです。

この雑誌を知ることができて本当によかった。

 

さて実際、劣悪な保育環境もあるし

保育サービスという言葉も(保育はサービス業ではないのに)横行しています。

わたしもよく遊びに行く認可保育園で適切でない保育場面を何度も見てきました。

これで認可…?認証や無認可にいる子どもたちはどんな扱いをうけているのか?

そこに、声のない泣き声が聞こえてきます。小さい子の叫び声が。

心ある保育士も過度の労働で子どもに心から向き合うことができない環境です。

(保育士1人につき概ね0歳3人、1歳6人、3歳20人。国の基準)

あなたは0歳の赤ちゃんを1人で3人見ることができますか?

一人ひとりに向き合い、声をかけ、歌をうたい、離乳食を声をかけながら口に運び、

散歩に連れ、発達を楽しみ、共に学び合い、抱きしめ、保護者と育ち合い、

この世は素晴らしい所なんだ、あなたは愛されているのだと伝えることができますか。

 

たぶん日本は少子化が進んだほうがいいんじゃないでしょうか。

日本は幼児に向き合ってない。幼児への理解が真に進んでいないと思うからです。

人間としてではなく、「人材」として向き合うつもりでしかないから。

子どもの魂と日本国の政治中枢は、円満離婚していってる。こんな感じで。

 

わたしは全然詳しくないですが、

幼児のことを真に思うなら、

・ファミリー向け低価格賃貸団地の拡充(東京や大阪等仕事のある大都市は土地高すぎ)

・労働改革(最低で、父母ともに定時退社。有給消化義務化)

・保育園教育義務化(小学校に入れなくて困る子はない。入園児数は母子手帳発行数で

  把握できる。週2日位の集団教育の場。要保護の子どもを早期に発見する事も可)

・祖父母世代向けの幼児講座(祖父母もいきなり預けられちゃあ困るよねえ)

・低速度走行の道路創設(昔は道路が子供の遊び場だった。自動車産業が奪った)

・保育園への保険会社監査導入。(適切な保育かを保険会社が介入。行政よりシビア)

・ファミリー・サポート・センターやベビーシッターサービスへの費用割引

・第二子第三子以降の出産時には産褥期のベビーシッターを制度化

・義務教育で性教育にあわせ育児や幼児の発達について教える(紙袋を持つやつとか)

・全ての子どもの死のデータベース化、司法解剖と死因調査義務化(米国のように。

 親や保育園の責任、て言うだけで問題解決した気でいると次もまた発生する気がする)

ってのは欲しいところです。 

 

なんでそんなに要るんだよハゲふざけんな!(←声の大きいひとの声)

まずは環境を整備すべきと思うんです。個人、特に女性のみに根性論で子育てを丸投げ

するのはもうやめた方がいいと思うんですよ。

「親のセキニンダー」と言いながら当事者を追い詰める側(主に年寄り)はキモチイイけど

追い詰められる側はもう、切羽詰まってますから。

口を出すだけで金を出さないお姑さんみたいな真似はやめときましょうよ。

昔は、女の人も労働力だーと子どもをえじこに入れて育児してたけど、

そのやり方、もうイヤでしょ。職場に子ども入りの籠置いとくの。

だからもっと先進国らしく豊かになって、子どもにも幸せな幼児期を過ごしてほしくて

そのための制度を考えるべきなんですよきっと。

これこそ、豊かになる意味なんですよ。

 

ふと思うに、核家族化がこれだけ進む前になぜ手打ちをしなかった。

核家族化、常態化する残業文化、終身雇用、雇用の流動性低い、賦課方式年金、増える高齢者

もう将棋で言うと詰みでしょ。

育児に関心のある議員さんが少ないからかな。

 

※あー…私事ですが最後に伝えておきますと、わたしのお姑さんは最高に優しく素敵な方です。

 わたしをここまで導いてくれたすばらしい父母です。何か、話の流れとはいえ

 悪い例えとして出してしまい誠にすみませんでした。ここで陳謝いたします。 

※あと昔は保育士資格も何もない子どもをベビーシッターとして子守これはいいか